英国妖異譚の衝撃から立ち直るため昨日は『夏目友人帳』の世界に逃げ込んでいました
あー癒された癒された
心が落ち着いたところで英国妖異譚最終巻「エマニア 月の都へ」の感想その2です。
以下ネタばれ!!!!!注意
そして少し愚痴っぽいこともいいますので、その点もご了承ください
結構既刊の中でたくさん伏線が散りばめられていたので、最終巻1巻で回収しきれるのかが不安でしたが、思っていたよりそこらへんは大丈夫でした。
ただ何点かまだ物足りないと感じたこともありました。
ユーリの出生の謎
月の都のこと
ユーリと月の関係
ユーリの弟のこと
湖に沈んだ真珠の役割
その他色々??
特にユーリの出生のことがまだ何となく消化不良な感じでした。
以下細かい感想
卒業まであと一か月。
少しずつ荷物をロンドンに送り、殺風景になっていくユーリの部屋に寂しさを感じるオスカーとシリトー。
卒業について語るシモンとオニール達
次の総長選の話も出てきて何だかユーリたちがセントラファエロからいなくなる寂しさが一気にこみあげてきました。
なんだか全寮制パブリックスクールという最高のステュエーションでの彼らのきらきらした学園生活が大好きだった私としてはとても悲しかったです。
今回あんまりアシュレイもシモンも活躍していなかったのがちょっと残念
まあしょうがない
シモンは人生を左右するかもしれないバカロレアだったけれど最後にユーリに会って話すシーンがあってもよかったような・・・
いつの間にかシモンはフランスに帰っちゃったよ。まさかこれがユーリとの別れになるなんて全く思いませんでした。P200ページの最後に不吉なことが書いてあってもまあ大丈夫と信じていたのに・・・・
それにしてもアシュレイは何をしていたのだか
「お前のすべてをよこせ」って言葉には最高に萌えたし、今回もユーリを見事に押し倒してくれました。抑え込まれたユーリを今回助けたのはいつものシモンではなく女神様でした。ことごとく邪魔がはいるアシュレイの運の悪さとユーリの強運というかファンの力は見事でした。
しかしこのシーンがアシュレイとユーリとの最後のツーショットだったなんて!
あまりにもユーリが普通の別れをアシュレイとシモンとしたので、これが最後とは思わなかった
オスカーがさらわれユーリが助けにいった後、いつものようにシモンとアシュレイがユーリを助けにさっそうと現れるのかと期待していました。
だって彼らにかかればできないことはない(特にアシュレイ)と思っていたので今回も見事にユーリ奪還に成功するのかと予想していたのに
「すでにユーリは探求を始めてしまった」
っていうアシュレイの言葉にはびっくりしました
「つまり今回この二人の出番はここまでかー、オスカーにいいとこ取られちゃったね」
って思っていましたが、まさかこれでほんとにユーリとさよならだったなんて!!!!!
それにしてもオスカーがおいしい役さらっていったな
シンクレアはあっさり死んだし
バフォードは最後までうざいww
最後ユーリが水に沈んでいくシーンは私の血の気が一気に引いていきました。だってページ数的にユーリが蘇る余裕ないし、もうユーリが死ぬ決心をしていたし
まさかほんとにこのままユーリは帰らぬ人になってしまうのではと心配しのですがまさかの的中
まさかのセントラファエロ卒業式にユーリ不在
多分お通夜みたいな卒業式だったことでしょう
本当にどうあっても納得できないかたちでユーリが消えてしまいました
ほんとに何でユーリ月に行っちゃたんだか
最後あとがきで第二部について触れられていましたが、第一部を読んでなくてもわかるような構成になると先生がおっしゃっていたので、第一部で主要な役割についていてユーリに深く関わっていた人は主人公にはならないってことかな
候補としては
シリトー、ユーリ弟、アンリ、セイヤーズ、希望としてはアシュレイ
とりあえず大学編なので大学生の人が主人公なのかな
なんにしても第二部が楽しみです
無駄に長い感想になってしまいました
- 2009/06/07(日) 00:29:25|
- 英国妖異譚|
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